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逗子市 逗子 JR横須賀線 逗子駅
2018-04-13
逗子市 逗子 JR横須賀線 逗子駅

JR横須賀線「逗子」駅:神奈川県逗子市逗子1-1-10
〈駅ナンバリング(駅番号):JO06〉

1889年(明治22年)6月16日、官設鉄道大船 - 横須賀間の開通時に開業。
プラットホームは2面3線配置で、いわゆる国鉄式配置。本屋側から1番線、2番線・3番線となっています。
また、3番線の隣にはホームのない着発線も並行しており、これは東急車輛製造専用線を介して甲種車両輸送をする際に使用されます。

上り・下り両方面からの列車共に、当駅の始発・終着列車が多く、「通勤ライナー」も当駅始発・終着です。
新宿駅経由で東北本線(宇都宮線)に直通する「湘南新宿ライン」の列車も、当駅が起点・終点となっています。

駅には2箇所の改札口があります。
西口改札は山の根・久木方面からの利用に便利です。東口改札がみどりの窓口などを備えた正面口となります。
逗子市街や逗子海岸へ向かう際や路線バスを利用する場合は、東口改札を利用します。
東口駅前は、路線バスやタクシー乗り場のロータリー、銀行やスーパー、商店街があり、駅前の賑わいが感じられます。


明治期に、横須賀港があることから軍事的な要所として早い段階で鉄道がひかれた地域です。
その後、「葉山御用邸」の最寄り停車場として(当時駅は「停車場」とよばれていました)、また東京から鉄道で1時間程で行ける保養地・別荘地・海水浴場として、逗子駅は多くの人に知られ、利用されるようになりました。
多くの文化人・作家が夏の避暑地として、あるいは健康のための保養に逗子を訪れ滞在し、逗子で執筆された作品や逗子が舞台となった作品も生まれました。
現在の駅舎は近代的に建て替えられ開業当時の面影はありませんが、明治39年に発表された泉鏡花の作品『春昼』『春昼後刻』には、逗子停車場の(増築の)落成式の様子が描かれていて、逗子駅の歴史を垣間見られます。

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