住まいのQ&Afaq

土地の建ぺい率がアップする土地の条件とは?
2023-08-25

 土地の上に建物を建てる際に、必ずチェックして頂きたい規制は、建ぺい率・容積率です。建ぺい率は、建物の建築面積に係る規制、容積率は、建物の延べ床面積に係る規制です。建築面積(ひとつのフロア)の緩和を受けられる条件として、角地緩和という法律があります。
 土地が二つの建築基準法の道路の角にあり、かつ二つの道路の幅員が各々4m以上ある場合、土地に定められた建ぺい率に10%上乗せできる場合があります。その際には、底辺の長さが2mの二等辺三角形を敷地の角の部分に設定し、その部分の敷地を道路(隅切り部分)として提供する必要が出てきます。
 但し、角地の角度が120度以上の場合は、角地と認められず、緩和措置は適用できません。また、二つの道路の幅員が合計して10m以上の場合は、そもそも角を道路提供する必要もありません。
 また、角地でなくとも敷地が幅員4m以上の建築基準法の道路に2方向、面している場合でも角地緩和が適用できる場合があります。(※接している長さなどの要件もあるので注意!)土地のご検討の際は、そのような条件にも注目して頂けると、より理想の建物を建築できるチャンスがあると思います。

ページトップへ