住まいのQ&Afaq

持ち家と賃貸どちらが得?
2025-10-27


 近年、物価の上昇とともに不動産価格も大きく上がりました。持ち家の方は資産が増えた方が多いようです。賃貸の方も家賃が上がった方もいるのではないでしょうか、このため、「家を買うべきか、賃貸で暮らすべきか」という相談が増えています。どちらが得なのか考えてみましょう。
 持ち家の最大の魅力は、資産として残り、ローンを完済すれば家賃がかからなくなることです。自由にリフォームやリノベーションも出来ます。また、土地建物は資産なので、担保資産・老後の資金としても役立ちます。ただし、持ち家には固定資産税や修繕費などの維持費がかかります。屋根外壁の塗り替え、給湯器の交換など、10〜15年単位でのメンテナンス費用を見込んでおく必要があります。
 賃貸住宅の利点は、転勤や家族構成の変化などに柔軟に対応できることです。住み替えが容易で、メンテナンスや修繕の手間も費用も不要、若い世代やライフスタイルが変化しやすい人には向いています。一方で、家賃を永遠に支払わなくてはいけません、仮に月10万円の家賃を20年払うと約2,400万円、更新料等もかかる場合があります。最近は家賃も上昇傾向にあり、老後に入居が難しくなる場合もあります。
 判断の分かれ目は、「資産を残したいか」「自由に生きたいか」という価値観です。資産を形成したい人は持ち家がおすすめ、自由に動きたい人は賃貸がおすすめです。どちらが正解という事はありません、それぞれのライフスタイルや価値観、収入や将来設計によって持ち家・賃貸どっちかよいかは変わります。どちらが良いか自分に合った方を選んでくださいね!

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